<現在イギリス留学中の友人しげる君から送られてくるレポートを掲載しています>
1999年1月10日付
年が明けてからのケンブリッジは不気味なほど天気がいい。夜半から明け方にかけて雨が降る日はあるが、昼間は必ず晴れる。こういうのが1週間以上続くのは、ケンブリッジに来てからは初めてである(ロンドンではあった)。もっとも、せっかく天気がよくても、行き先が市街とケンブリッジ城跡くらいしかないのが悲しいところだ。
そういやケンブリッジ城跡の話はしてなかったな。
実は、しげる君の家は市街地の端から10分ばかり坂を登った高台の先にあるのだが、途中、坂を登りきったところにCambridgeshireのCounty役場と20メートル弱の小高い丘がある。で、周りを見渡した限りでは一番高いところなので、「きっと眺めがいいんだろうな」と思いながらも、冬休みまでは自転車なので気になりながらも通り過ぎてたのであった。
と、冬休みに入ったある日、久しぶりに晴れ間が見えたので、急遽、懸案だった(?)County役場前の丘に行ってきた。現地にはCambridge Castleと書いた案内板が立ってて、どうも中世以前の城跡らしいんだけど、登ったところで建物も何もなく、「古墳だ」と言われたらそう信じてしまいそうな丘である。頂上から眺めると周囲には何もなく、思ったとおり市内が一望できてなかなか気分がよかった。
・・・というのがケンブリッジ城跡に行ったときの話(送り忘れてた)。
さて、クリスマス休暇でみんな帰省してしまってた我が下宿の方も元旦から(クリスマスがメインとは言え、本当に元日を家族と過ごさない奴がいるとは思わなかった)順次住民が戻ってきて、この前、久しぶりに全員が揃った。空き部屋だった、1号室にインド人のシドが入居したので、今は8人暮らしである。久しく静寂の中にいたので、にぎやかなのはうれしいのだが、キッチンで強烈なスパイスを使う人間が2人に増えたのはちょっと困りものである(ちなみにもう1人はドミニカ人のマーク)。
なお、家族構成を知りたい人のため(そんなんいるのか?)、リスティングすると以下のとおり。
1号室:シド(インド人)
2号室:マーク(ドミニカ人)
3号室:リカルド(ペルー人)
4号室:ジェイソン(アメリカ人)
5号室:ニルス(アイルランド人)
6号室:ステファン(フランス人)
7号室:リチャード(イギリス人)
8号室:しげる(日本人)
なお、しげる君は2月下旬に中間テストがあり、1教科でも60点を切ると放校なので、しばらくお勉強に専念します。そーゆーわけで、次回更新は3月になるでしょう。
ではまた。読者のみなさんお達者で。
1 Response to しげる君のイギリス通信 No.5