「RSS広告」をご存知ですか?
私はつい先日この存在を知りました。RSS広告は、Webサイト(含むブログ)上に表示されるのではなくフィードリーダー(RSSリーダー)上に表示される広告です。
実際どんなものかと興味を持ち、本ブログに設定してみました。RSSリーダーをお使いの方はこのブログのフィードを登録してみてください。
どうでしたか?
うまく登録されれば、フィードリーダーで配信記事を閲覧した際に、画像広告(隅に「RSS ad」と表示あり)が表示されます。(但し、リーダーとその設定によってはRSS広告付きフィードを登録していても見えない場合があります。)
RSS広告配信サービス「Trend Match for Feed」を配信には利用しています。以下、「RSS」・「RSS広告」・「Trend Match for Feed」・「具体的な広告設定」を順に説明します:
1.RSSとはインターネット上でのコンテンツ配信の書式です(同様のものとしてAtomという書式もあります)
この書式に従ったRSSファイルを作成して外部からアクセス可能にすることを、RSSでフィードする(配信する)といいます。
又、RSSリーダーというツールにRSSファイルのフィードURLを登録して、定期的に特定のRSSファイルをチェック・結果表示させることを「RSSを購読する」といいます。
近年、多くのウェブサイト(特にブログ)は、その情報をまとめてRSS等で配信しています。
これらをRSSリーダーで購読することにより、わざわざブラウザで定期的に閲覧しにいかなくても、 そのウェブサイト上に新しい情報が追加されたことを簡単に知ることができます。
RSSリーダーには多種ありますが、私はWebサービス「Bloglines」を愛用しています。なお、RSS等配信のないサイトについても、「My RSS」で更新情報をRSS配信してもらって購読しています。
2.RSS広告とはRSSファイルの中に埋め込まれた広告のことです
この埋め込まれた広告は、RSSリーダーで読む際に始めて広告として表示されるのです。
では、如何にしてRSSファイルに広告を埋め込むのでしょうか?
3.Trend Match for Feed 等が利用できます
例えば、「Trend Match for Feed」を利用すれば、広告未挿入の通常のRSSファイルを元に、広告が挿入されたRSSファイルを簡単に入手することができます。
しかも、RSSの内容に適した広告(コンテンツマッチ広告)が挿入されます。
4.本ブログで行った広告設定の流れを説明します(他のブログでも容易に応用可能だと思います)
(1) 本ブログ「カズのITメモ」では、本サイト上の以下のURLで、ブログの内容をRSSファイルとして配信しています。(なおAtomファイルの配信もしており、RSSファイルと同様に処理しましたが、以下では説明を省略します。)
(a) http://it.kazu1970.com/index.xml
(2) 上記RSSフィードURL(a)をTrend Match 管理画面から登録し、ファイル(a)に広告が挿入されたRSSファイル(b)のURLを得ました。
(b) http://rss.rssad.jp/rss/mwspSqYNtTFx/rss_0005
(3) 上記(b)をリンク先とするRSSフィード取得用のボタンをブログ上に張りました。
←このアイコンです。ブログ閲覧者が、これをクリックして得られるURL情報やナビゲーションに従って登録してくれれば、RSSリーダー上にRSS広告が表示されます。
(4) さらに、フィードファイル自動検出機能付きのRSSリーダー対策を行いました。(自動検出機能には通常(3)の設定は無意味と思われます。)
テンプレート(xhtml)中のLINK要素中のリンク先を(a)から(b)に変更しました。
変更前:
< link rel=”alternate” type=”application/rss+xml” title=”RSS 2.0″ href=”http://it.kazu1970.com/index.xml” />
変更後:
< link rel=”alternate” type=”application/rss+xml” title=”RSS 2.0″ href=”http://rss.rssad.jp/rss/mwspSqYNtTFx/rss_0005” />
(少なくとも私の使用している)フィードファイル自動検出機能付きのRSSリーダーは、広告入りフィード(b)をこれで自動検出するようになりました。