米国マサチューセッツ州出身の先生と、英会話学校で経済用語の話をしました。
先生:ブルマーケットやベアマーケットの意味を知っていますか?
私:はい。株式等の上げ相場がブル、下げ相場がベアですね。
では、なぜブルやベアというか知っていますか?
はい。ブル(牛)はこう角を下から突き上げて相手を攻撃するので上げ相場、ベア(熊)は爪を持った手を上から振り下ろして相手を攻撃するので下げ相場です。
いえ、ベア(熊)は冬に冬眠します。そこで、アクティブでない市場の様子をベアと呼ぶようになったのです。
え、初耳です・・・
調べてみました。
上述の攻撃姿勢由来説を私はよく目にしていたのですが、実はブル・ベアの由来にはいくつか説があるようです。
(1)株暴落直前に株を売り難を逃れた人を「熊皮商人( Bearskin Jobbers)」と呼んだのがベアの由来。目先が利くという意味の諺「熊を捕える前に熊皮を売る」に基づく。
(2)ブルとベアの攻撃姿勢に基づく(上述)
(3)ベアは冬眠するがブルは冬眠しないことに基づく(上述)
(4)アメリカのトレーダーの注文動作に基づく。「買い」のときに手を手前から後ろに動かし、「売り」のときは手を上から下に振り下ろすため、それぞれブルとベアの攻撃姿勢に似ている。(説(2)に近いですね。)
さて、どれが本当だと思いますか?