「日本の食と農」

マイホーム建設用に昨年土地(更地)を購入しましたが、この土地は市街化調整地域内の地目が畑となっている土地で、非農民である私の自己住宅建築用地としてはかなり特殊な物件でした。(ちなみに地目上で畑となっているだけで現況は更地でした)

原則、1)市街化調整地域(都市計画法)内は新たに家を建てられませんし、2)農地(農地法)には住宅は建てられず更に非農民は農地を購入できないからです。

もちろん、1)について例外規定の適用を受け、2)について農地転用許可を得て、実際はマイホームが手に入る(予定な)のですが(近いうちに建築完了)、その辺りの手続きは仲介人もあまり詳しくなかったようでいろいろ混乱(?)がありました。

このあたりの話も近い内にこのブログで紹介できればと思っていますが、今回は表題の本を紹介させて下さい。

これまで土地という物について何も知らなかった私が、上記の土地購入の体験から知ったことがあります。農地を持つ農民は宅地よりも遙かに低い税金(維持コスト)で(実際は耕作をせずとも)農地を維持しつづけ、うまく農地転用許可(あるいは非農地証明)の機会を得れば、宅地(あるいは雑種地)として高く売却することができ得るということです。

この認識が私を以下の本に導きました。著者は、農地問題をひとことで要約すれば、「転用期待が元凶となって、農業に長けた物に農地が集積するという市場経済の競争メカニズムが機能していない」ということになると語っています。実に説得力を感じる主張でした。更には、この転用期待以外の問題にも鋭く切り込んだ力作でした。概要紹介は省略させてもらいますが、そんなに長い本でもないので、日本の農業・農地と政治を知る切欠として御一読をお勧めします。

日本の食と農 危機の本質 (シリーズ 日本の〈現代〉)
日本の食と農 危機の本質 (シリーズ 日本の〈現代〉)

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西暦1970年生まれのKazu
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