リモンチェッロというイタリアの甘いお酒が大好きで、去年の冬、実家で無農薬のレモンがたくさん生ったので、手作りしてみたのだが、あっという間に飲んでしまい、今年も作ることを楽しみにしていた。
ところが今年はあまり実をつけなかったようだ。
諦めるしかないかと思っていたところ、リモンチェッロの作り方を教えてくれた人が、柚子で作ってもおいしいというようなことを言っていた(ような気がした)のをふと思い出し、大量に生っていた柚子を持ち帰り漬けてみた。
リモンチェッロを作るときには果皮しか使わない。
当然中身が余るので、去年はそれを塩レモンにしてみた。
これもとてもおいしくてあっという間に無くなってしまったのだが、柚子は種が多く、実もやわらかくてそのまま塩漬けにするのは難しそうだと思ったので、今回は柚子酢を作ってみた。
写真は完成した柚子チェッロと柚子酢である。
リモンチェッロに負けず劣らずの黄色いお酒が完成した。
味もなかなか良い。
柚子酢も鍋のつけだれや、ドレッシングなどにこれまた大変おいしくできた。
<覚書>
柚子チェッロ
柚子の皮 10個分
スピリタス 500ml
水 500ml
砂糖 400g
☆スピリタス500mlに対して水1L、グラニュー糖800gで作るらしいが、保存を考えて水の割合を減らして作った。飲むときに薄める。各家庭レシピは様々なので、皮やグラニュー糖の分量はまちまちだった
☆皮は白いところをいれない様、黄色いところだけを削いでいく。スピリタスに3日~1週間漬けこみ、色が移ったら取り出す。水を沸騰させ、砂糖を溶かしたら、完全に冷めるまで放置。冷めたら、スピリタスと合わせると白く濁って、リモンチェッロ(柚子チェッロ)の完成。
☆砂糖水が熱いうちに混ぜると発火するので要注意。
柚子酢(酢を入れるやり方もあるようだが今回は柚子のみ)
10個分の柚子の果汁と、10%の塩を混ぜただけ。